カンガルーのオスとメスの区別のしかた

Tag: 富士サファリパーク カンガルー

12月4日(土)に富士サファリパークに行ってきました。
今回のミッションはカンガルーのオスメスの違いの観察です。
餌で釣りながらカンガルーさわり放題ができるのは近隣ではこの富士サファリパークだけなのでとてもありがたい存在です。

①まずはパッと見でオスメスの区別の仕方です。
 富士サファリパークではアカカンガルーを飼育しています。
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アカカンガルーと言っても赤いのはオスだけで、メスや子どもは灰色をしています。
次の写真がオス。 その下の写真がメスです。メスのお腹には赤ちゃんが顔を出してますね。
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次に有袋類の彼らと有胎盤類の私たちの大きな違いを確認してみましょう。
②たとえ有袋類と言えどもオスには袋はなく、袋はメスにだけついています。
 だた、付いている順番がすこし違っていて、オスは陰嚢-ペニス-肛門。
メスは育児袋-子宮口+尿道-肛門の順についています。 オスメスともペニス肛門、子宮口+尿道、肛門はお尻についている突起状の中に入っています。
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胎盤が無いため未熟な状態で生まれるカンガルーの赤ちゃんは突起部分から点のような袋をめざし、自力でよじ登って袋に入り、乳首に吸い付くのですからものすごい生命力を持っていることになりますね。
いくら親が舐めて道を作ってやると知ってもすごいことです。
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中に赤ちゃんがいるときがあるのでむやみに袋に手を入れてはいけません。
しかし赤ちゃんがいないときのカンガルーの袋はとんでもない臭いがします。
簡単に洗っただけでは臭いは全く取れません。

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赤ちゃんが生まれる頃になるとメスは袋の中をきれいに舐めて清潔にします。
それで飼育員さん達はカンガルーの出産の時期をはかっていたりするそうです。
赤ちゃんが糞尿まみれになるわけではありませんからご心配なく。
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タマタマも握ってみましたが、全然反応がなくてちょっと悲しい気持ちになりました。
でも他の部分の毛並みと違ってごわごわした短い剛毛でしたよ。
ちなみにこのタマタマ、どうやら自由意志で伸縮自在のようでぶらーんとしているときはびっくりします。
時々引っ張ってお手入れしているシーンも観察することもできます。
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そうやってカンガルーを細かく観察しているととてもおもしろい発見があります。
「見れども見えず」と申しましょうか。意識して見なければ目の前にいくら真実があっても見つけることはできません。

東山動物園ではオスの排尿の様子を捕らえることができたのですが、それはまた別の機会に・・・
排便の瞬間の写真が撮れたらブログにまとめたいと思っているのですが動物写真は
忍の一字です。なかなか決定的瞬間を狙うことができなくて修行あるのみです。

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